愛着

モノに執着なんてしないタイプだとずっと思ってた。いつも断捨離するとスッキリするし、モノがいっぱいあると身軽にならない気がしていて、荷物はなるべく持たないようにしていた。

 

どうしてだろう。少しずつ、変わりつつあると感じたのは、長く使っていた鞄をもう使わないから売ろうか誰かにあげようかと考えていた時だった。とてもじゃないけど手放せない。

 

その鞄はたしか22歳ぐらいの頃に銀座で買ったもので、値段は数万円ぐらいでまあそこまで高いものではないんだけど、とても使い勝手がよく便利だったので、この鞄を持っていろんな場所に行った。国内も海外も本当にいろんなところ。そして、いろんな人に出会っていろんな話をした。

 

1年1年が濃厚で「たのしい!」って興味を持った事柄も時期によって毎年違っていた。住んでいる部屋が変わっても、職場が変わっても、付き合う彼氏が変わっても、化粧して身支度をしてこの鞄にささっと荷物を詰め込んで出掛けていた。だから鞄にはその時その時のたのしさが詰まってる。

 

これが愛着なのか。

 

 

広告を非表示にする