パラレルキャリア

今日はずっと欲しかったものが手に入った日だった。今年に入ってからそういった出来事が多い。

 

16歳から1人暮らしをして働いてきたからキャリアに対する執着って実は尋常じゃないほどある。20歳になる前に芸能界に見切りをつけて今流行りのパラレルキャリア的な働き方を選んできた。私が次の職種に選んだのはセラピストだったけどすごく悩まされたのが、たった3年半の活動期間だったにも関わらず、芸能人のインパクトが大きすぎてどれだけセラピストを頑張ってもあのイメージをなかなか上回れなかったこと。何度も葛藤したんだよね。アイドルから女優に転身みたいなことよりも異業種にいくほうがたぶん全然難しい。まず、マネージャーがいない(笑) やることや身につけるスキルも違いすぎる。変なオジさんとヤりたい君が寄ってきた時も自分でやっつけなきゃいけない。面倒なことにも巻き込まれてはきたけど気力でなんとか乗り切った。

 

まあそれは置いといてずっと欲しかったのは「職業が板についてきた感覚」だった。10年経ってようやくそうなれたかもしれない。芸能界での実績はオトナの力と巨大なおカネの力を借りながら作ったものだけど、セラピストの仕事はそうじゃない。ほとんど自力。誰の力も借りずに実績と信頼と自己確信をつくるのにそれだけの期間がかかるというのはやってみなきゃわからないことだった。コラムもそう。24歳の頃、仕事で書いていたけど、あまりにも無知だったからなぜ書いたことが炎上するのか、自分で把握も管理もできていなかった。それじゃ嫌だった。プロになりたかった。これを書いたら炎上するのはなぜだろう?数字が伸びるのはなぜだろう?伸びないのはなぜだろう?細かくわかるようにしておきたかった。わからないことと出来ないことがあるのが嫌でひたすら考えて自分で勉強した。6年かかって原理原則が理解できてきた。それがわかると「結果をだすのが当たり前」という前提のもとで仕事するようになる。もちろん他の分野にも応用できる力になる。だから、やっておいてよかった。

 

意図的にそうしたわけじゃなかったけど、パラレルキャリアは業界が近い複数の職種ではなく、遠そうな複数の職種を選び取ると、身につくものが増えてたのしいと思う。できることの領域がものすご〜く広がる。

 

一生使える財産を人生の早い段階で次々と獲得していくのは戦略として正しいと思う。これからもそうするつもり。